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16 September 2005

システムは人を超えない

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ルイジアナ州を襲ったカトリーナの惨劇はその回復にまだまだ時間がかかりそうである。石油資源もさることながら、腐敗物による水質汚染、細菌の発生などを考えると被災者の健康状態が気がかりである。

ブッシュ大統領の対応が遅い、連邦緊急事態管理局(FEMA)ブラウン局長に責任がある、あるいは州政府の連邦への要請が遅かったなどが取りざたされている。しかし、問題の解決が、州が悪い、連邦が遅いなど“犯人”追求に終始してはならない。いかに現状を速やかに復旧するかであろう。

洋の東西を問わず“お役所仕事”は、惨事が起こるとその対応よりも“犯人”探しが、最初の課題になる。復旧、回復を第一優先に現状を見極めてほしい。

州政府が先か、連邦政府が先かは、一つの制度、システムの中のことでしかない。制度やシステムが最初にあり、後に人があるのではない。人がシステムを作ったのであり、人が、いかなる状況下でもそれに従わなければならないとはない。「システムではこうなっています」というような態度は人を無視した考えであろう。システムを適切に運用し、現場に対応するのが人の役割である。

さらに、人は時代とともに変化、進歩するが、システムはそれにつれて自ら変化し対応してはくれない。時代に合った新しいシステムを人がつくり修正、変更しなくてはならない。人が作ったシステムは、人の変化には即応できていない。後からの修正でしか対応できない。システムの宿命的欠陥である。システムについては「学校襲撃は、システムだけでは」にも記したことがある。

人が最優先である、だからこそ、人は常に最先端や未来を見つめてシステム改良の努力を怠ってはいけない。

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