“ゆとり”から“言葉の力”へ
文部科学省が10年ぶりに学習指導要領を改訂する原案を示した。
指導要領では、言葉や体験などの学習や生活の基盤づくりを重視する「言葉の力」を、すべての教育活動の基本的な考え方にする、と「ゆとり教育」からの改訂を明記している。
ゆとり教育は“誰のためのゆとり”であったのか、その効果は有ったのか、などは知りたい。
改定案は“言葉”に重点を置いているのは、今はやりの“コミュニケーション”という面ではなく、日本文化知るという点で非常に重要だと思う。言葉は文化の母である。
「国際人を目指す」、「国際的視野で」と言うが、“国際”とは本来、国のきわ、他国と境界となることを示す言葉である。国際的イベントとは国境を越えたイベントを意味することからも理解できる。
言い換えれば、自分の国の意識がなければ国際人にはなれない、また、国際的視野には立てないだろう。
自国の言葉、文字、文化を知らずして、外国語が堪能というだけでは根っ子のない単なる“浮き草”人としかいえない。
今回の原案では「言葉は、確かな学力を形成するための基盤。他者を理解し、自分を表現し、社会と対話するための手段で、知的活動や感性・情緒の基盤となる」となっている。
“読み、書き、話す”で日本語と日本を見直し、真の国際人が多く育ってほしい。“初めに言葉ありき”教育はうれしい改訂である。
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