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15 April 2006

言葉のチカラ

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「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。」

これは、朝日新聞社が1月25日の127周年創刊記念日から「ジャーナリスト宣言。」キャンペーン展開で使っている宣言文である。

“言葉のチカラ”が弱くなっていると思うことが多い近頃、この宣言に新鮮味を感じる。

前原誠司前民主党代表の「明日の質疑を楽しみにしていてください」発言に言葉のチカラは微塵もなかった。何を楽しみにすべきだったのだろうと今なお不明な空虚さを感じる。

「皆さんがそうおっしゃるなら、きっとそうなのでしょう」と一億円収賄の質問に答えた元首相。受け取っていなければ“受け取っていない”と言葉のチカラを使うべきであろう。

世の中の問題の多くは“チカラのない言葉”から起こっているといっても過言ではない。“する”と言えば必ず実行する、“しない”と言えば決して行なわない、“する”と言って“しない”、“しない”と言って“する”からいろいろ問題が起こるのではなかろうか。その場限りの言葉にはチカラがない。

文部科学省が10年ぶりに学習指導要領を改訂する原案を示し、「ゆとり教育」からの改訂で「言葉の力」をすべての教育活動の基本的な考え方するのは時代のニーズに合っている。

言葉通り、思い通りに世の中は進まない、だからこそ言葉にチカラを持たせたい。言葉が信じられない世界が現れたら、どのような日常生活になるだろう。言葉にチカラがあり、言葉を信じられる世の中であってほしい。

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