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23 October 2006

飼育ですか、教育ですか

Cimg0620子供の虐待事件が後を絶たない。食事を与えない、過度の体罰を「しつけ」と称して与えるなど、結果として死にいたらす痛ましい事件が多い。

児童相談所や保育園の責任が取りざたされるが、問題の根本的な解決にはならないだろう、“責任の問題”ではない、次世代を担う子供への“心の問題”であるからだ。

親、教育者そして地域社会も共に、子供のことに“心を遣う”ことだろう。もっと極端な言い方をすれば、飼育ではなく、教育をすることに重点をおくことである。

飼い方と育て方はその本質で大きな違いがある。飼うことは趣味でもできるが、育てることは命がけの一生の事業である。
痛ましい事件に触れるたびに、子供が飼育されているのではないかと思う。

餌をやる、閉じ込める、室外に出す、身体に痛みを与える――どれも飼育や訓練
を思わせる行為である。

話しかける、ご飯を一緒に食べる、お話を聞いてあげる、本を読んであげる、遊んであげる――教育とはこのようなことから始まるものだろう。

ペットを扱うように子供を扱う人間が増えているのだろうか。
子供の教育には、飼育では及ばない心や身体に関する範囲の広い分野が含まれていることを忘れてはならない。

子供の中に自分自身を投影して子供と接しよう。なにが嬉しいか、なにが辛いかがわかるだろう。

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