終わりは始まり
三月は年度末、いろいろなことが終わる。そしていろいろなことが始まる。
終わりであり、始まりの季節が日本の春だ。
卒業は英語で「Commencement」、辞書を読んでいくと「開始、学位授与、卒業」とある。
終点は英語で「Terminal」、辞書には「終点,起点; 終着駅,始発駅」の意味が載っている。
これらの単語から、終わりは始まりだと教えられる。
朝日新聞にコラム「経済気象台」がある。経済を“気”と捉えて、気象を見るように経済を観測し世の動きを解説している記事で、説得力がある。
最近の「三つのモデル」には“捨てるデザイン”という言葉があった。
「商品や商品パッケージには、三つのデザインがある、と考えられる、…“売るデザイン”は、包装が多少過剰であっても、企業が商品を売るための戦略を…一方、活字を大きくした雑誌や新聞のように、全体のデザインよりも、読む人の使いやすさを重視した“使うデザイン”もある。…三つ目のデザインは“捨てるデザイン”である。…消費者や環境に対して負担の少ないデザインである。…」
歯科医の先生の言葉を思い出す。「歯の修復には接着剤が欠かせないが、接着剤だけではなく離剥剤も要るとがある」。離剥を考えずに接着はありえないということである。
始まりは終わりでもある。
製造あれば廃棄あり。生あれば死ありであろう。
諸行が無常であるのが世の自然だろう。
「売るデザイン」「使うデザイン」だけでは地球の時代には適応できない。
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