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24 March 2008

検索欄に何を入力しますか

Towerインターネットに接続、“検索語”を入力すれば自宅にいながら大きな図書館に行ったようにどのような情報でも簡単に得られる時代です。

検索語の入力方法、AND、ORを使った詳しい検索方法については、書籍やサイトで教えてくれますが、検索語に何を入力すればいいかに関するガイダンスは全くと言っていいほどありません。

書籍の内容や執筆意図が充分に理解できていれば、そのテーマをさらに詳しく知りたい時には多くの検索語が自然と出てきます。書籍を読むことで、その著者の脳と読者である自分の脳が同期するからでしょう。

情報の受信帯域を拡げるためには書籍は欠かせん。受信帯域というスコープでカバーエリアを広げる読書は、交信用インターフェイスといえます。

インターネットは知識の宝庫というよりは、知識収集の環境と考えた方が現実的です。

例えば料理を考えた場合、圧力鍋、無水鍋、過熱水蒸気オーブン、フライパンなどが完備され、どのような料理にも対応できる環境下のシェフ――このシェフがインターネットを活用できる世界にいる私たちです。

しかし、いくら環境が良くても料理の仕方を知らなければどのような料理も作りあげることはできません。

誰に作るか、何を作るか、どのように作るか、などと幅広い考えがなければ名シェフでも料理を完成することはできないでしょう。

インターネットさえあればどのような論文でも書き上げられると考えるのは錯覚です。
名シェフの経験、学習、味の感などがなくては、“シェフお勧めの料理”は完成しないのと同じです。

研究、経験や感が多いほど主題に対して、より適切な検索語が得られます。

これからの教育に必要なのは、どれだけ多くの適切な検索語を導き出せるかを考えさせることではないでしょうか。

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