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31 May 2008

カート・キャノンを英語で 続Ⅱ-1

Curtcannon2 掲載第二篇「死人には夢がない」、(原題は Dead Man Don't Dream)です。

この原題、意味が深いです。命がなくなれば夢すらみられない、命の尊さを教えてくれているようです。生命は夢の連続かもしれません。そして夢は自分で創造できるものです。

物語は、カートが幼馴染の葬儀に参列するところから始まります。彼は殺害されたのです。

「チャーリイとおれは幼馴染だった。その以前、一番アヴェニューを走っていた市電に、一緒にただ乗りした仲だ」

Charlie and I had been kids together, hitching rides on the trolley they used to run along First Avenue.

had been kids together”には“一緒に育った”の意味が感じ取れます。

カートは幼馴染を思い出しています。

「こいつは蠅いっぴき殺せない男だった。天国への旅路も平安に、辿りついたら、竪琴と後光を頂戴するに違いない」

He'd never harmed a fly as far as I could remember, and he deserved a soft journey and maybe a harp and halo…」“deserved”が“頂戴する”となっています、“値する”などと翻訳されると硬くなってしまいます。

カートはいたずらっ子だったケイティに、時間ある?と話しかけられます。

「あるとも。時間ならいくらでもある。ありすぎて、困ってるくらいだ」

Plenty of time. More than I need.

単語数の少ない表現で意味を伝えるハードボイルド小説の醍醐味です。

ケイティと話した後、犯人を求めて、彼女を残し街にでかけます。

「風が彼女のコートに吹きつけて、きりりと長い、惚れ惚れするような足の曲線を、クッキリと浮かびあがらせていた」

「…, with the wind whipping her coat around her long, curving legs.

whip”は“卵をホイップする”でおなじみでしょう。

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