非正規社員の限界
厚生労働省が22日発表した『労働経済白書 平成20年版』は指摘しています、「企業が競争力強化のために進めた正社員の絞込みとパート・派遣社員など非正規社員の拡大が、生産性の上昇を停滞させている」と。
「当然のことながら、やっと白書にも表現されたか」と感じます。
我が家のことを真剣に考えるのは、我が家の子供だけです。隣の子供が我が家の将来を気にしたりしないのは当たり前です。
それに気付かず、企業は、少ないお小遣いで隣の子供に仕事をさせていたのです。家族としての教育費も福利費も出し惜しみ、ひたすら働かせ、とりあえず稼がせてきただけでした。そして、気付けば我が家に子供がいなくなっていました。
白書は「非正規社員の増加は、コスト削減には有効でも労働者の職業能力の向上を通じた生産性向上にはつながりにくい」と指摘しています。
また「生産性の伸びは就業者の削減により実現した」と分析、この手法には限界があり「持続性を持った生産性向上としては評価しがたい」ともいっています。
そして「高い生産力を担う労働者は、企業の中で豊富な職務経験を積み重ねながら育成される」とし、企業に長期的な視点に立った人財育成を求めています。
親が我が子を思うように、とまではいかないまでも、経済活動を行う運命共同体的な意識が企業を反映させ社員能力を向上させるものです。社員を経費と見るか、資本と見るかで企業の将来は大きく変わります。
帰属意識や愛社精神との関係で福利厚生もこれからますます多様化しているようです。
失恋休暇、バーゲン半休、メモリアル休暇、ペット扶養手当などユニークな制度を実施している企業もすでに現れています。
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